J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第22番 BWV 867 ロ短調 より プレリュード」 ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、11小節目と17小節目)
譜例で矢印で示したように
このプレリュードでは
確信犯的に短2度でぶつかる部分があります。
譜例とは別のところでも出てきます。
このぶつかった音を
自分の耳でよく聴くことが重要。
そして、3度という協和音程へ解決するところまで
注意深く聴きましょう。
この時代の作品における不協和音程というのは
ぶつかったサウンドを単独で聴かせるのではなく
ほぼ必ず、それが協和音程へ解決します。
2度という不協和音程の緊張感のある響きが
3度という協和音程へ解決して緊張感が解放される。
これがセットなんです。
だからこそ、
不協和音程を自分の耳でよく聴いていないと
解決した協和音程の響きと
無関係な音色を出してしまうことになります。
「よく聴く」というのは
その音を美しく出すためだけでなく
その後の音とのつながりを良くするためにも必要、
ということですね。
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