【ピアノ】無駄な動きを減らしたほうがいい理由

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本記事では、
指揮者から習ったことを基に
「ピアノ演奏において、無駄な動きを減らしたほうがいい理由」
を解説しています。

 

以前より、

「無駄な動きは音楽そのものから遠ざかる」

とお伝えしてきました。

◉ 意識をとられ、自分の音がよく聴けなくなるから
◉ 効率よい打鍵の正反対をいくから

というわけです。

 

加えて、

無駄な動きを減らした方がいい理由について

今回はもう一つ話題にします。

「人は、動くものを見るから」

という理由。

 

これは、指揮者の先生に習ったことです。

人は動くものを見るので
指揮者が無駄な動きをすると
オーケストラ団員がそれを表現かと勘違いしてしまう可能性がある。
しかし、
結局は表現ではなく中途半端な動作なのだから
団員が戸惑うことになる。

とのことでした。

これはピアノ演奏にも当てはまると感じます。

ピアノのソロ演奏の場合は

指揮者とは異なり

団員と向かい合っているわけではありません。

しかし、

「聴衆」という

あなたの動きを見ている人達がいます。

 

最低限の演奏にまつわる動きは良いですが、

無駄に「手首」や「頭」や「その他の身体」を揺すぶったりする無意味な動きは

演奏そのものに集中してもらえなくなる原因を招きます。

良い面でも良くない面でも、

人は視覚的にも音楽を聴くのです。

 

少しでも動いたら

その動きの良し悪しに関わらず

原則は見られていると思ってください。

 

ここからは余談です。

パフォーマンスとして無駄な動きをしている例。

 

お誘いを受けて

アマチュアオーケストラを聴きに行くことがあります。

そうすると、

ヴァイオリンパートのかなり後ろの方に座っているのに

「コンサートマスター(1st ヴァイオリンのいちばん前に座っているトップ)」

よりも目立っている方を見かけることがあります。

例えば、

「金髪で、執拗に身体を揺するお兄さん」

のことです。

パフォーマンスを意識しているのでしょう。

ドラマ「のだめカンタービレ」に出てきた峰 龍太郎(瑛太)が

後ろの方に座っているイメージです。

峰 龍太郎は前に座っていたので

まだ良かったのですが、

そういう濃い人物が後ろの方にいると

オーケストラ全体の視覚的なバランスを欠きます。

こういう現象は

アマチュア独自のもので

プロオケでは余程の例外を除き、ありえません。

 


 

ご自身の演奏で

無駄な動きがないかどうかチェックして

スマートな演奏を目指しましょう。

そのほうが結局、

視覚的にも美しく格好いいのです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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