記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
以前より、
「無駄な動きは音楽そのものから遠ざかる」
とお伝えしてきました。
◉ 効率よい打鍵の正反対をいくから
というわけです。
加えて、
無駄な動きを減らした方がいい理由について
今回はもう一つ話題にします。
という理由。
これは、指揮者の先生に習ったことです。
指揮者が無駄な動きをすると
オーケストラ団員がそれを表現かと勘違いしてしまう可能性がある。
しかし、
結局は表現ではなく中途半端な動作なのだから
団員が戸惑うことになる。
とのことでした。
これはピアノ演奏にも当てはまると感じます。
ピアノのソロ演奏の場合は
指揮者とは異なり
団員と向かい合っているわけではありません。
しかし、
「聴衆」という
あなたの動きを見ている人達がいます。
最低限の演奏にまつわる動きは良いですが、
無駄に「手首」や「頭」や「その他の身体」を揺すぶったりする無意味な動きは
演奏そのものに集中してもらえなくなる原因を招きます。
良い面でも良くない面でも、
人は視覚的にも音楽を聴くのです。
少しでも動いたら
その動きの良し悪しに関わらず
原則は見られていると思ってください。
ここからは余談です。
パフォーマンスとして無駄な動きをしている例。
お誘いを受けて
アマチュアオーケストラを聴きに行くことがあります。
そうすると、
ヴァイオリンパートのかなり後ろの方に座っているのに
「コンサートマスター(1st ヴァイオリンのいちばん前に座っているトップ)」
よりも目立っている方を見かけることがあります。
例えば、
「金髪で、執拗に身体を揺するお兄さん」
のことです。
パフォーマンスを意識しているのでしょう。
ドラマ「のだめカンタービレ」に出てきた峰 龍太郎(瑛太)が
後ろの方に座っているイメージです。
峰 龍太郎は前に座っていたので
まだ良かったのですが、
そういう濃い人物が後ろの方にいると
オーケストラ全体の視覚的なバランスを欠きます。
こういう現象は
アマチュア独自のもので
プロオケでは余程の例外を除き、ありえません。
ご自身の演奏で
無駄な動きがないかどうかチェックして
スマートな演奏を目指しましょう。
そのほうが結局、
視覚的にも美しく格好いいのです。
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