【ピアノ】2種のメロディが同時に出てくる表現

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ラヴェルが
作曲技法面でも構成面でも面白い
2種のメロディの同時使用を実践しています。
さまざまな表現を知っておく題材として
理解しておきましょう。

 

今回取り上げたいのは

単純に2種のメロディが同時使用されているだけでなく、

それが構成上大きな意味をもっているもの。

 

具体例をひとつ挙げます。

 

ラヴェル「クープランの墓 より メヌエット」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、73-80小節)

ここでは、

下段にトリオ(ミュゼット)に入ってから続いているメロディを残しつつ

上段に曲頭のメロディが再現されます。

 

81小節目以降が

9小節目からの部分に対応していることを考えると、

73小節目からは、すでに再現。

古典的なメヌエットの構成を考えればわかりますね。

しかし、

下段のメロディが残されているために

構成上は、2つのセクションがオーバーラップされているかのような印象を受けます。

この点が

作曲技法面でも構成面でも面白いところ。

 

どちらも重要な要素なので、

73小節目からは

両方同じくらいの存在感となるように演奏し、

81小節目から

上段へ主役をわたすといいでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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