【ピアノ】間違えないで移調譜面を書くたったひとつのコツ

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「楽典の基礎はわかっているのに、移調が上手くできない」
こういった悩みをもっている方が確認すべきなのは、
やるべきことをそのまま
無心になって淡々とこなす姿勢があるかどうかです。

 

意外にも多く耳にするのは

「移調が上手くできない」という悩みです。

ピアノを演奏する方にとって移調が必要になるのは

例えば、以下のようなケース。

◉ 歌の伴奏で、歌手からキーチェンジを頼まれた
◉ 移調楽器が入ったピアノ合奏曲を作曲または編曲した
◉ 学習で楽典の課題を解いている

 

Finaleなどの浄書ソフトで楽譜を書いていれば

移調は一瞬ですが、

手書きの場合は注意深く移さなければいけません。

 

間違えないで移調楽譜を書くたったひとつのコツがあります。

とにかく、心を機械にしてください。

淡々と目の前の移調のみをこなし

書くときに、歌ったり感情を入れたりしないでください。

移調で大事なのは、

音楽を感じることではなく

間違えないで調を移すことです。

 

長2度上に移調する場合、

Fis音はGis音になりますよね。

では、Gis音と異名同音(エンハーモニック)のAs音で書いてもいいのかというと

そうではなく

原則、Gis音で書く必要があります。

どうしてだと思いますか。

「2度上げる」ということであれば

2度上げないといけないからです。

FisからAsでは3度上がってしまっています。

上がった半音の数は同じですが

それぞれの移調の意味がまったく異なるのは

言うまでもありません。

 

こういうことを

心を機械にしていないとやってしまう。

とにかく、淡々と調を移してください。

移調は極論、

楽典の基礎の基礎さえ分かっていれば

楽器がまったく弾けない方にもできる作業です。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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