具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲尾)
カギマークで示した左手で弾く音は
右手のメロディとハモっています。
こういった、
さりげなくちょろっとだけ出てくる動きって
うっかりすると重くなってしまいがち。
添えるだけの動きなので
さりげなく通り過ぎましょう。
どうして目立つと良くないのかというと、
平たくいうと
ハモらせる以外に大した役割はもっていない動きだから。
(再掲)
ハモリのときには
原則、そのふたつの要素を同じ強さで弾いてはいけません。
同じくらいの強さで響くと
ハモリとしてはバランスが良くないんです。
「どちらが主でどちらが従なのかがはっきりと分かるバランスにする」
これが、ハモリを美しく聴かせるコツ。
「結局、真にメインの声部はどちらか一方」
ということを考えればわかりますよね。
だからこそ、
今回取り上げたような
ハモらせる以外に大した役割をもっていない「従」の音を
強く弾くべきではないということ。
有名マンガ「SLAM DUNK」に
「左手は添えるだけ」
という名セリフがありましたが、
ここでの例に言い換えれば
「ハモリは添えるだけ」
でしょうか。
ほんとうの意味で
左手は添えるだけにしてください。
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