さまざまな楽曲を演奏していると、
「静かなところにいきなり強烈なアクセントが挟み込まれてくる」
こういった「subitoでダイナミクスを変える表現」に出会うことが多くあります。
演奏上の注意点とすると、
この点がポイントです。
例えば、
ダイナミクスが大きくなる直前というのは
どうしてもわずかなクレッシェンドがついてしまいがち。
これを徹底的に無くすよう気をつけます。
また、
身体的な動作で
「いくぞ〜いくぞ〜」
と言わんばかりに強くなることを予感させるような
動作をしてしまうと、
ダイナミクスが大きくなっても
「やっぱりね」
と思われて効果が半減してしまいます。
これは、
すでに有名な楽曲で
聴衆が知っているかどうかは関係ありません。
聴衆は演奏家が変われば新たな楽曲としてその演奏を聴き始めるため、
こういったsubitoの表現で「予感」をさせないための工夫は
必要なのです。
東洋の伝統芸能などでは、
という表現があります。
急にものすごい形相になって観客をうならせます。
演奏中に顔を怖くする必要はありませんが、
イメージとしては
という点で共通していると言えるでしょう。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
Amazonでご購入いただけますが、
「Kindle Unlimited」に登録している方は
kindle電子書籍が「読み放題」になるのでオススメです。
「無料トライアル」の詳細は以下よりご覧ください。
Twitter
(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
コメント