【ピアノ】考え事をしながら手先だけ動いている状態へ自分をもっていかない

考え事をしながら手先だけ動いている状態へは
ぜったいに自分をもっていかない
と腑に落として練習しましょう。

同じ部分を何度も何度も練習したり、

同じリズム変奏で何度も何度も練習したり、

などといったことは

集中力を途切れさせる原因になります。

そして、

「ゆっくり練習（拡大練習）」ばかりなど

同じテンポで何度も何度も弾き続けるというのは

それらと同じくらい

もしくはそれら以上に

集中力へ悪影響があるように感じます。

以前から、

「練習する作品を皿回しにすべき」

と書いてきていますが、

皿回しにすべきなのは

楽曲だけでなく

ひとつの楽曲を練習するときの練習方法にも言えること。

◉ そこをいったん飛ばして、少し先を練習してからまた戻ってくる
◉ ひとつのリズム変奏ばかりに固執しない
◉ ゆっくり練習とテンポを上げた練習を混ぜてバランスをとっていく

などと、

練習に何かしらの変化をもたせることが

集中力を維持するポイント。

適当に練習するべきだと言っているわけでなく、

結局やるべき内容はきちんとこなすんです。

そのやり方に変化をもたせて

飽きないようにするということ。

日常生活でも言えることですが、

似たようなことを繰り返しているときって

一度慣れてしまうと

気が付いたときには

他のことを考えながら手だけ動いていたり、

単純作業になっていて

眠くなってきたりしますよね。

ピアノを弾く人は、

弾いているときは

労働者ではなく、表現者です。

考え事をしながら手先だけ動いている状態へは

ぜったいに自分をもっていかない

と腑に落として練習しましょう。

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