例えば、以下の譜例をみてください。
モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.570 第3楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、9-12小節)
譜例は9小節目から始まっていますが、
仮にここが
楽譜のページをめくった直後の左上の部分
だと思ってください。
これから、
超細かいことですが重要なことを言います。
譜読みを進めているときに、
ページをめくった直後のはじめの音には
運指を書き込んでおいてください。
(再掲)
「ページをめくった直後のはじめの音」
というのが
この譜例でいう◯印で示した音だとします。
この音を前からの流れで弾けば
基本的に「4の指」で弾くことになるのですが、
運指を書かないでおいて
ここから部分練習すると
無意識に「3の指」で弾いてしまう可能性が高い。
つまり、
それではほんらいの運指を使って練習しているわけでは
なくなってしまうので、
極端な話、練習が積み重なっていかない。
細かいことですが
ページの変わり目というのは
こういった問題点を含んでいるんです。
どの指で弾くか分かりきっているような場合でも
構わず運指を書き込んでおいてください。
そうすると
通し練習するときと
部分練習するときの運指を一致させて
弾き進めていくことができ、
積み重なる練習にすることができます。
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