【ピアノ】ページをめくった後のはじめの音には、運指を書きこむべき

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通し練習するときと
部分練習するときの運指が異なってしまう可能性は
避けなくてはいけません。
詳しくは、本記事をご覧ください。

 

例えば、以下の譜例をみてください。

 

モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.570 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、9-12小節)

譜例は9小節目から始まっていますが、

仮にここが

楽譜のページをめくった直後の左上の部分

だと思ってください。

 

【補足】
ではどうして
譜例が9小節目からなのかというと、
iPadを使って拡大して楽譜を見ている場合は
画面に2段しか入らなかったからです。

 

これから、

超細かいことですが重要なことを言います。

譜読みを進めているときに、

ページをめくった直後のはじめの音には

運指を書き込んでおいてください。

 

(再掲)

「ページをめくった直後のはじめの音」

というのが

この譜例でいう◯印で示した音だとします。

この音を前からの流れで弾けば

基本的に「4の指」で弾くことになるのですが、

運指を書かないでおいて

ここから部分練習すると

無意識に「3の指」で弾いてしまう可能性が高い。

 

つまり、

それではほんらいの運指を使って練習しているわけでは

なくなってしまうので、

極端な話、練習が積み重なっていかない。

 

細かいことですが

ページの変わり目というのは

こういった問題点を含んでいるんです。

 

どの指で弾くか分かりきっているような場合でも

構わず運指を書き込んでおいてください。

そうすると

通し練習するときと

部分練習するときの運指を一致させて

弾き進めていくことができ、

積み重なる練習にすることができます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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