という記事でも書いたように、
鍵盤を指でおろしたままであっても
ダンパーペダルで響きを残したままであっても
出し終わった音を聴き続けていないと
演奏にあらわれてしまいます。
◉ 音を聴き続けることで「音色」に次の音との関連性を持たせないと、フレーズが細切れになる
◉ 音を聴き続けないと、次に出てくる音との音量バランスもとれない
◉ 音を聴き続けないと、次に出てくる音との音量バランスもとれない
などといったように。
ではそもそも、
なぜピアノ奏者は
出し終わった音に対して意識が薄くなりがちなのでしょうか。
例えば、ヴァイオリンなどの弦楽器を想像してみてください。
音を出し続けるためには
弓を持った手を動かし続けていなくてはいけません。
それを止めると音も止まります。
フルートなどの管楽器はどうでしょうか。
音を出し続けるためには
息を使い続けていなくてはいけません。
それを止めると音も止まります。
一方、ピアノでは
打鍵さえしてしまえば
鍵盤やペダルを上げたりしない限りは
減衰しながらも音が伸びていますね。
打鍵後、手を動かしたり息を入れ込んだりしなくても
音を伸ばし続けることができてしまう。
だからこそ、
意識が離れてしまいがちなんです。
当たり前のことですが、
今一度、
ピアノという楽器と他楽器との特性の違いを認識したうえで
楽器へ向かってみましょう。
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