という記事でも書きましたが、
「音楽は結果が出るまで時間がかかるから、決して焦らないように」
これは心得ておく必要があります。
何か一つだけのことを少しだけやれば結果が出る方法があるのでしたら
誰もが飛びつくことでしょう。
しかし、そんなものはないのです。
一度「コスパ」という言葉をピアノ練習に取り入れてしまうと
我々はそういう情報しか集めなくなります。
それは危険です。
この記事で一番お伝えしたいことは、
「短期的な損失に惑わされずに」
ということ。
例えば、
◉ 今は一時的に安定しなくなるけれど、後のことを考えて奏法自体を見直す時期も必要
◉ 手が不調の場合は、今は練習を控えてでも、後のことを考えて治療することも必要
などといった例。
他にもたくさんあるでしょう。
いずれにも共通するのは、
「今(短期的)には損失・苦労・不安がある」
ということです。
少し脱線しますが、
短期的な損失に惑わされている例を
別の分野から考えてみましょう。
通勤定期券。
6ヶ月以上で買うと明らかに得するのに
割高の1ヶ月で買ってしまう場合。
6ヶ月以上では、今現在、まとめて出費することになります。
短期的な損失ですよね。
しかし、
今現在の出費が本当に困る場合を除いては
長期で買わないとむしろマイナス。
短期的な損失に惑わされているだけとなってしまいます。
「転職直後で、その職場が長く続くかわからないから1ヶ月で買う」
というケースは例外ですが…。
話を戻します。
ピアノ練習において
短期的な損失・苦労・不安はつきものです。
そういった時に、
結果を出すのを急ぎすぎると
短期的に損しないルートを選んでしまいます。
しかし、それは長期的にはマイナスになることの方が多い。
情報化社会の昨今は
さまざまな煽りが存在して
焦りたくなる気持ちもわかりますが、
まずは腰を据えて
ていねいに学習していきましょう。
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