【ピアノ】「堂々と終わる締めくくり」の終わらせ方

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本記事では、
「堂々と終わる締めくくりをどのように終わらせるか」
について
ひとつの
提案をしています。

 

「堂々と終わる締めくくり」は、

どうしてもrit.して終わらせがち。

一方、

「ノンストップ、インテンポ」で一気に終わらせたほうが

格好いいケースは多くあります。

また、

特にそれが「速いテンポで短い楽曲」の場合は、

「ノンストップ、インテンポ」で一気に終わらせたほうが

全体のバランスがとれる可能性があります。

短い楽曲なのに最後だけゆっくりとすると

バランスが後半に集中してしまいますよね。

 

◉ rit.をするかどうか
◉ rit.をどの程度するか

というのは、

その箇所だけでなく

楽曲全体を考えて決定すべきなのです。

 

解釈次第ではありますが、

ノンストップ、インテンポで一気に終わらせるべき

作品を3曲ほど挙げておきましょう。

◉ モーツァルト「トルコ行進曲」の締めくくり
◉ ショパン「革命のエチュード」の締めくくり
◉ ラフマニノフ「音の絵」 Op.39-9 の締めくくり

 

正直、rit.して終わっても成立はします。

一方、

「成立しているから」という段階を一歩超えて、

もう一度その解釈でいいのか考えてみましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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