【ピアノ】同音連打の基本テクニック

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本記事では、
「同音連打の基本テクニック」について解説しています。
前回の記事で
【ピアノ】「同音連打による高速トレモロ」の練習ポイント
という内容でご覧に入れましたが、
本記事の内容はもっと応用範囲が広いものです。

 

楽曲のレベルに関係なく、

「同音連打」のテクニックは

実際の楽曲においてたくさん出てきます。

 

例えば、次のような例。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第21番 ハ長調 作品53 第1楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)

 

ブルグミュラー 25の練習曲 Op.100 より「バラード」

譜例(PD作品、Finaleで作成、3-5小節)

同音連打は

「鍵盤の近く」 から打鍵するのが基本です。

いちばんの基礎はこれだけです。

 

鍵盤の近くのポジションから打鍵することで、

◉ 効率よく連打できる
◉ 音色を揃えることができる
◉ 演奏姿がスマートになる

こういった利点があるからです。

高くから打鍵してしまうと

「打鍵速度」が毎回変わってしまって

音色をそろえることができませんし、

1回分の打鍵に時間がかかるので

テンポを上げたときにうまくいかなくなります。

 

弦楽器などではこういった同音連打は

「弓の元」で演奏します。

「弓の先」で演奏しようと思うと、

弓がはねてしまってうまく演奏できません。

逆に、

「サルタート」と言われる弓をはねさせる奏法は

「弓の先」の方が演奏しやすい。

つまり、音型によって楽器固有の奏法がある程度決まっている。

それがピアノでは

「同音連打の場合、鍵盤の近くのポジションから」

ということです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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