楽曲のレベルに関係なく、
「同音連打」のテクニックは
実際の楽曲においてたくさん出てきます。
例えば、次のような例。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第21番 ハ長調 作品53 第1楽章」
譜例(PD作品、Finaleで作成、曲頭)
ブルグミュラー 25の練習曲 Op.100 より「バラード」
譜例(PD作品、Finaleで作成、3-5小節)
同音連打は
「鍵盤の近く」 から打鍵するのが基本です。
いちばんの基礎はこれだけです。
鍵盤の近くのポジションから打鍵することで、
◉ 効率よく連打できる
◉ 音色を揃えることができる
◉ 演奏姿がスマートになる
◉ 音色を揃えることができる
◉ 演奏姿がスマートになる
こういった利点があるからです。
高くから打鍵してしまうと
「打鍵速度」が毎回変わってしまって
音色をそろえることができませんし、
1回分の打鍵に時間がかかるので
テンポを上げたときにうまくいかなくなります。
弦楽器などではこういった同音連打は
「弓の元」で演奏します。
「弓の先」で演奏しようと思うと、
弓がはねてしまってうまく演奏できません。
逆に、
「サルタート」と言われる弓をはねさせる奏法は
「弓の先」の方が演奏しやすい。
つまり、音型によって楽器固有の奏法がある程度決まっている。
それがピアノでは
「同音連打の場合、鍵盤の近くのポジションから」
ということです。
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