具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第21番 ハ長調 作品53 第1楽章」
譜例(PD作品、Finaleで作成、14小節目)
ここでは
1小節目の繰り返しとなっていますが、
バリエーションとして「カウンタブルのトレモロ」になっています。
「カウンタブル」とは「カウントできる」という意味ですので、
きちんと記譜されているトレモロなどはカウンタブルに属します。
一方、
「とにかく速くトレモロする」
というようなトレモロは「アンカウンタブル(カウントできない)」
と言い分けます。
音楽の現場でもよく使われる分類です。
譜例のようなカウンタブルのトレモロは、
すべての音をしっかり弾こうと思うと
スピードが上がらないばかりか、
音楽的にも平面的になってしまいます。
方法としては、
丸印をつけた音に「軸」がある意識を持つといいでしょう。
そして、16分音符の裏の音は極めて軽く。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント