【ピアノ】音楽的にトレモロを演奏するポイント

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本記事では、
「カウンタブルのトレモロ」について
演奏方法のポイントを解説しています。
ワンポイントレッスンです。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第21番 ハ長調 作品53 第1楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、14小節目)

ここでは

1小節目の繰り返しとなっていますが、

バリエーションとして「カウンタブルのトレモロ」になっています。

「カウンタブル」とは「カウントできる」という意味ですので、

きちんと記譜されているトレモロなどはカウンタブルに属します。

一方、

「とにかく速くトレモロする」

というようなトレモロは「アンカウンタブル(カウントできない)」

と言い分けます。

音楽の現場でもよく使われる分類です。

 

譜例のようなカウンタブルのトレモロは、

すべての音をしっかり弾こうと思うと

スピードが上がらないばかりか、

音楽的にも平面的になってしまいます。

方法としては、

丸印をつけた音に「軸」がある意識を持つといいでしょう。

そして、16分音符の裏の音は極めて軽く。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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