ピアノはもちろん、
音楽について学習していると
資料の足りなさに悩まされることがあります。
ピアノについて広く浅く書かれている書籍は多いのですが、
「運指」「ペダリング」など
特定の内容に特化して書かれたものを探そうと思うと
一気に数がしぼられることになりますね。
ただ、探す方法はあります。
「ひとつの資料の参考文献をたどっていく」
という方法。
例えば、ペダリングについて特化して書かれた資料を
複数手に入れたいとします。
まず、その内容に特化した書籍か論文を
ひとつでいいので手に入れてください。
手に入れたら、
巻末にまとめられている参考文献表に目を通し、
そこに書かれている資料を検索にかけます。
論文はもちろん、
書籍でも、きちんとしたものの場合は
この表が掲載されています。
参考文献表に載っているものは
その書籍や論文を書くにあたって参考にされた資料なので、
ペダリングの資料の参考文献をたどると
たいてい、有益なペダリングの資料にたどりつくんです。
「知らなかっただけで、まだこんなにあったんだ」
などと驚くはず。
外国語の資料も多いはずですが、
そこに載っているタイトルをそのまま検索にかけると
意外と日本語訳出版されていることもある。
少しでもキーワードがずれていると
通常の検索では引っかかってこないですからね。
それに、一部分のみを参考にしたい場合は
外国語のものしかなくても
訳す負担は大きくありません。
こういった参考資料をたどるサーチは
通常の学習にも使えますが、
大学院で特定の分野を研究して論文を書くための調査段階としては
必ずといっていいほど取り入れられるやり方。
ある程度専門的に書かれた資料を探したい場合には
ぜひ取り入れてみましょう。
ちなみに、
ほんとうは
どんなに資料がないと思っても
学習に困ることはありません。
巨匠の作品がありますから。
楽曲の中身と関係するようなことを学習したい場合は
最終的には
巨匠の仕事を分析するのがいちばんだということも
忘れないようにしましょう。
ペダリング、運指、和声、対位法、
他にもあらゆることが
楽曲の中にすでに含まれています。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント