ラフマニノフやプロコフィエフの多くの作品って、
ゆっくりゆっくり両手であわせて弾いても
正しいのか間違っているのか分かりにくいと感じたことは
ありませんか。
例えば、次のようなもの。
ラフマニノフ「音の絵 op.39-9」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、6-9小節)
譜読みの進め方が良くないんです。
ラフマやプロコの作品に限らず、
こういった
「ゆっくり弾くとよく分からなくなる作品を譜読みするコツ」
があります。
オススメのやり方は次の4ステップ。
①「一段ずつ」などの短い単位に区切る
② その部分だけ、ペダリングや運指を決める
③ その部分を、それぞれ片手のみでテンポで弾けるようにする
④ 両手をあわせてゆっくりさらい始める
② その部分だけ、ペダリングや運指を決める
③ その部分を、それぞれ片手のみでテンポで弾けるようにする
④ 両手をあわせてゆっくりさらい始める
③までの過程が大切で、
まず片手のみでピカピカにしておいてください。
この段階で
小節内有効臨時記号などの見落としがないかを
よくチェックしておきます。
そうすると、
両手でゆっくりあわせたときに
あっているのか分からず退屈したり
譜読み間違いをしたりする可能性を
激減させることができます。
繰り返しますが、
この種の曲で
楽譜を読む初期段階から両手でゆっくりあわせるのは
効率よくありません。
似たようなタイプの作品に取り組むときには
上記の4ステップを取り入れてみましょう。
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