【ピアノ】弦楽器のポルタメントのような表現をピアノでつくる方法

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レガート奏法を応用すると
ピアノでポルタメントのような印象を
表現することができます。

 

ポルタメントとは

(以下、広辞苑より抜粋)
演奏や歌唱において、ある音から次の音へ移る際、
跳躍させずに急速に滑らせるように音間を移行していく奏法・唱法

(抜粋終わり)

という意味で、

用語自体は耳にしたこともあるかと思います。

 

【補足】

上記抜粋の「跳躍させずに」という部分には
ざまざまな定義が存在し、
跳躍してから次の音へずり上げるだけの分類もあります。

ピアノにおける「ポルタメント(ポルタート)」という用語には
スタッカートにスラーがかかった表現のことを指す場合もあります。
ポルタメントとポルタートはほんらい別物ですが、
ピアノ分野の専門書では
かなり有名な書籍でも
ポルタメントとポルタートを同一視しているものがあります。
本記事ではそのポルタメント(ポルタート)については扱いません。

 

弦楽器などでは

ポルタメントの表現を

比較的たやすく取り入れることができます。

一方、

ピアノのように

ひとつの鍵盤で出せる音程がフィックスされている場合は

どのように表現すれば良いのでしょうか。

 

半音階で2-3音だけを

軽くすばやく引っかける方法もありますが、

それだと音楽自体が大きく変わってしまいます。

 

もっと手軽なやり方は

以下の譜例のように弾く方法。

 

譜例(Finaleで作成)

譜例のように

はじめに発音した音を保持しておき

次の音が発言されたら

まもなく、はじめの音を消すようにする。

このようにすると

少しポルタメントがかかったような効果を

得ることができます。

 

ダンパーペダルを使ってしまうと

ニュアンスがつきにくいので、

ノンペダルのところで

必要に応じて取り入れてみましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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