ピアノ演奏では、
作曲家が残したメッセージをそのまま読み取ることも重要ですが、
それらのメッセージを参考にした
これも必要です。
それがあるからこそ、「個性」になります。
多くの音大では「音楽解釈」の授業があります。
様々なやり方があると思いますが、
例としては、
または、
学内の優秀な学生がそのプロフェッショナルのレッスンを受ける。
そして、それをみんなで聴講して解釈を学ぶ」
などといった進め方です。
後者は、マリア・ジョアン・ピレシュが
NHK「スーパーピアノレッスン」で行っていた
ワークショップに似たやり方です。
単に演奏法や解釈を学ぶのではなく、それを通して、
「その講師は音楽をどう聴いているのか」
更に言えば、
などといったことまで
聴講生は感じ取っていかなくてはいけません。
また、ワークショップ形式の場合は、
他の受講生モデルの演奏に対して意見を求められたときに
物怖じせずに、遠慮せずに、
自分の意見を伝えていく積極性も求められます。
なかなか刺激的な学習方法。
1対1でピアノレッスンを受けているときとは
違った角度で学びが深まります。
このような経験を積み重ねることで、
自身で解釈を施す力が向上していきます。
楽譜を正しく読むだけではなくて、
という部分が演奏家の腕の見せ所。
このような「演出、プロデューシング能力」は、
楽譜をそのまま表現する事とは別に必要な力と言えます。
「音楽解釈」のクラスは
必ずしも音大の中に限ったものではなく、
調べてみると
ワンデイで開催されているものも多くありますので、
興味のある方は探してみてください。
◉ NHKスーパーピアノレッスン 巨匠ピレシュのワークショップ (NHKシリーズ)
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