【ピアノ】初心者向け : メロディを大きく伴奏を小さく弾くべき理由

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本記事では、
大人の初心者の方へ向けて
「演奏において主従関係をはっきりさせることの大切さ」
を解説しています。

 

初心者の方にとっては、

両手で弾くそれぞれの音符に対して

細部までコントロールしてバランスを取るのは

難しいかもしれません。

しかし、

◉ メロディは、きちんと聴こえるように大きめに弾く
◉ 伴奏は、メロディを邪魔しないように控えめに弾く

少なくとも「入門が終わった段階」からは

これらだけは意識してほしいと思います。

 

とうぜん、

そのほうがバランスいいからなのですが、

別の視点で捉え直してみましょう。

 

例えば、「主従関係」という言葉がありますね。

「主」になるものと「従」になるものがあるからこそ

主が存在感を持ちます。

加えて、

「主」だけでは成り立たないことを

「従」がサポートするわけです。

 

しかし、

「動物」を主役にした絵を描きたいのに

真後ろにドーンと「富士山」も描いてしまったらどうでしょうか。

主役に見えるものが分散してしまい、

鑑賞者はどこを見ていいのか分からなくなります。

(ときどき、それを狙った作品もありますが…)

 

アニメやゲームに出てくる「ボスキャラ」というのも、

たいていの場合は

「おおきな身体」「強そうなルックス」で描かれていますよね。

そうでないと、

他の重要度の低い敵との区別がつかないからです。

 

音楽以外で例えてみましたが、

要するに

主役を引き立たせるためには

脇役は出しゃばりすぎてはいけないのです。

ピアノ演奏において

その主従関係をコントロールするのはあなた自身です。

 

高度な音楽作品になってくると、

同じくらいの重要度の声部が同時に出てくる作品もあります。

しかし、そういった作品は少ないですし

初級~中級段階の作品では

ほとんど出てこないと思っておいていいでしょう。

 

「今弾いているところの主役はどこなのか」

この視点を忘れずに練習していきましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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