今までに取り組んできた作品は
集めればたくさんあるはず。
しかし、どんな作品を弾いてきたか
ぜんぶ口に出そうとしても
なかなか言えないのではないでしょうか。
最近つくづく思うのですが、
人間って、ほんとうに忘れるんですよ。
強く印象に残っている作品以外のことは
たいてい忘れてしまう。
おすすめしたいのは、
今までに取り組んできた作品を
一度、バァーっと目の前へ一覧にしてみて、
その中から今後も弾いていきたいと思える作品を集めてリストにすること。
そして、それらをレパートリーとして維持する方法を考えます。
一回見直しをしてみると、
「こんな曲やったなあ」
などと、ようやく思い出す作品があるはずですし、
中には、やったことすら忘れたような作品も出てくるでしょう。
忘れていたような作品でも
学習が進んだ今の自分にはしっくり合う作品かもしれません。
「もう一度、弾いてみたいかも」
と思える作品を残してください。
とうぜん、
「間違いなく、これからも弾き続けたい」
という作品も残します。
また、思い切って手放す作品があっても構いません。
すべてを手元に置いて維持することは不可能なので。
こういった見直しは定期的にやるといいですね。
せっかく限りある時間を使って取り組んだ作品なので、
手放す作品はともかく、
完全に忘れたままになっている作品が多くあるのは
もったいないと言えるでしょう。
残した作品と
今取り組んでいる作品とを組み合わせて
新たなプログラムを考えるのもいいですね。
コンサートプログラミングというのは
興味を持ち始めるとほんとうに奥が深い世界。
詳しく学びたい方は
以下の書籍を参考にしてください。
◉ コンサート・プログラムのつくりかた(著 千蔵八郎 / 春秋社)
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
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