楽曲の中でうまく弾けない箇所は
どうしても何箇所か出てくるものです。
しかし、
その箇所だけを練習していても
なかなか攻略できません。
というのも、
「うまくいかない原因はその直前にあることが多いから」
です。
例えば、
「難しいパッセージの直前にくると緊張して身体を固めていないか?」
「直前の音響の処理をいい加減にしていることが原因で、濁りが残っていないか?」
「フォルテが活きないのは、直前の弱奏が強くなってしまっているからではないか?」
「直前の音響の処理をいい加減にしていることが原因で、濁りが残っていないか?」
「フォルテが活きないのは、直前の弱奏が強くなってしまっているからではないか?」
等といった点をチェックしてみましょう。
音楽表現は
想像以上に直前箇所と密接に結びついています。
チェンバロ奏者は、
ピアノのような強弱の幅を持っていない
楽器の特性を活かすために、
フォルテの前で「わずかの間(ま)」をとることがあります。
そうすることで、
フォルテの箇所を印象的に聴かせることができるため、
強奏の表現をある意味代用しているのです。
これも、
直前の表現を上手く取り入れた例と言えるでしょう。
日頃の練習で上手く弾けないところがある場合には、
「その箇所だけでなく、その直前」
にも意識を向けてみると
きっと解決策が見えてくるはずです。
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