【ピアノ】一瞬で空気を変える演奏:身体の使い方

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以前に、
【ピアノ】subitoの表現では「予感」させないこと
という記事を書きました。
本記事はこの補足的内容です。
具体的な演奏動画も紹介します。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

上記の記事でも書いた通り、

p からクレッシェンドせずに一瞬で f になる」
「静かなところにいきなり強烈なアクセントが挟み込まれてくる」

こういった「subitoでダイナミクスを変える表現」では、

「subitoを活かすためにも、それをあまりにも前からは予感させないこと」

これが演奏上の注意点です。

 

具体的な演奏動画を挙げます。

ショパン/ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」,Op.61,CT156/演奏:梅村知世
ショパン/ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」,Op.61,CT156/演奏:梅村知世

13:10あたりを観てください。

一番最後の和音を出す際の「身体の使い方」と「呼吸」、

とても良い例です。

pp の世界から一気に ff に達する際の空気の変化が

見事に表現されています。

 

このような演奏を実現するために必要な最も基本的な要素は

「椅子の座り方」です。

椅子の座り方によって

動ける身体かどうかが決まります。

参考記事:【ピアノ】ペダリング習得の基礎は「椅子の位置」

 

上記の身体の使い方で思い出したことがあります。

「ネズミを捕まえるフクロウ」のことです。

フクロウが瞬間的に180°動いて

雷の下で動いているネズミを狙うのですが、

その動きが、ハッとするような空気を変える力を持っています。

「違うことをしている中、急に動いて何かを捕まえる」みたいな、

相反することを1つの生き物がやっているというのが面白い。

 

すべてピアノ演奏に当てはまるわけではありませんが

どことなく共通点を感じますね。

 

まずは、上記の動画をよく研究してみてください。

 


 

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