【ピアノ】隠れ多声メロディを見つけて、多声的に演奏する②

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本記事は、
【ピアノ】隠れ多声メロディを見つけて、多声的に演奏する
という記事の補足的内容。
本記事単体でもご覧いただけます。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第8番 K.310 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、52-57小節)

52小節目の丸印で示したCis音は

次の小節の丸印で示したD音へつながるメロディ。

 

56-57小節のように

完全に声部分けされていれば分かりやすいのですが、

52-53小節のように

部分的にしか声部分けされていないと

見落としてしまう可能性があります。

メロディCis音からD音へのつながりを大切に演奏しましょう。

矢印で示したように内声のつながりも意識し

横のラインの流れも乱さないように。

 

このような隠れ多声メロディというのは、

全部の音を均等に演奏してしまうのではなく

各音の主従関係を明らかにしたうえで

横のラインも整えるべき。

演奏方法として多声的に聴こえるように

心がける必要があります。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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