上記の記事で紹介した身に付く学習方法として、
「 ”はじめて” という用語を見つけたらすべてに線を引く」
これが超重要ポイントだと書きました。
「はじめて」というのは
歴史はもちろん、知識的なことを学ぶ上で
絶対に外せない部分だからです。
外してしまうと、
「知識が時系列に並ばない」という結果になり
整理された学習ができません。
そこで本記事では、
「ピアノ演奏のテクニック」ヨーゼフ・ガート (著)、大宮 真琴 (翻訳) 音楽之友社
という書籍をもとに
「はじめて」に類似した用語への目の光らせ方について解説します。
まずひとつ、例を見てみましょう。
16世紀の終り頃になると後にバロック組曲の常連になる〈新しい〉ダンスが発達した。
(抜粋終わり)
「はじめて」に類似した用語が分かるように
〈〉を補足しました。
〈新しい〉という言葉は
必ずしも「はじめて」を意味するわけではありませんが、
この文脈ではその意味が含まれることが読み取れますね。
以下、いくつかの例をまとめて見てみましょう。
〈〉を補足した部分に注意してみてください。
(以下、抜粋)
(抜粋終わり)
〈唯一〉〈発明〉〈姿を現わし〉など
「はじめて」の意味が含まれる言い回しの多様さに驚きますね。
もともとは必ずしも「はじめて」を意味するわけではない言葉までもが
文脈によってはその意味が含まれるようになることに
注意しなければいけません。
これらはほんの数例です。
ほんとうにたくさんの言い回しが出てくるので
毎回、それらを見落とさないようにしましょう。
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