「初見演奏がみるみる上達する練習法」ワンポイントレッスン
「初見演奏で、弾いているときにどこを見るのか」
これはいつも話題となる部分です。
「手?」
「楽譜の今弾いているところ?」
「楽譜の今弾いているところよりも少し先?」
理想は「今弾いているところよりも少し先」となります。
ピアノ演奏はプリペア(準備)が必要であり、
楽譜の今演奏しているところを見ていたら
次に起こることへのプリペアができません。
例えば、
車の運転では視界の前方を見て走行しますよね。
もし、今走っている部分のすぐの所に視線を落としていたら、
いきなり視界に入ってきた車や歩行者に
即座に対応できません。
楽譜の場合、このいきなり視界に入ってくる部分が
少し難しいリズムだったり
細かいパッセージだったりするわけです。
「今弾いているところよりも少し先」
を見ながら演奏するコツとしては、
「音を1音1音ではなく、小さなカタマリとしてとらえる」
という方法があります。
特に平易な楽曲の場合は、
同一の和声(コード)の中で動くアルペッジョなどは
ほとんどが和声音(その和声に含まれる音)である場合が多いので、
1つの和声をカタマリとしてとらえておくことが容易。
こういった面でも、
予見のときに
その楽曲の和声の移り変わりなどを
概略だけでもいいのでチェックしておけるとベターです。
「ドッペルドミナントだ」
「○○が下方変位しているな」
などと踏み込んだ理論的なことは分からなくても大丈夫。
「同じ和声がどれくらい続いているか」などの
大まかなとらえ方で充分です。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント