次の譜例を見てください。
モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.281 第1楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、68-69小節)
この箇所は2/4拍子ですが、
拍を細分化して
1小節を8分音符4つで勘定し
矢印で示した部分も意識しなければいけません。
そうしないと
直後の部分がでてくるタイミングをつかめないからです。
矢印部分でのこういった行為について
筆者は
「体内でザッツをとる」
という言い方をしています。
ただし、
頭を振ってタイミングを取ったり
ただ単に通り過ぎればいいわけではありません。
こういった音が発せられないところこそ
音楽のおいしいところだと思いながら
活き活きと感じる必要があります。
ザッツが必要な似たような例を
もうひとつ挙げておきましょう。
モーツァルト「ピアノソナタ ハ長調 K.309 第2楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、29-30小節)
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