具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、109-115小節)
音楽の表現は
伴奏型に大きく左右されます。
再現部第2主題から
刻む伴奏型が続いてきましたが、
譜例の最初、109小節目からは
伴奏型が変わったことで
横流れが強調された表現に変化。
そして、113小節目の丸印で示した和音がきっかけで
114小節目からアルベルティ・バスが始まり
横流れになっていた音楽を引き締めて
テンポは変わらずとも
音楽がさらに動き出します。
(再掲)
この丸印で示したような、
音楽の流れを変えるきっかけを
きちんと読み取りましょう。
提示部の同所を見てみると
ダウンビートを示すこのきっかけの和音は
譜例で示した再現部にしか出てこないことが分かります。
聴き比べて、たったひとつの和音による
表現の大きな違いを確認してください。
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