「楽譜通りに、上段は右手、下段は左手」
という考え方に固執しすぎないようにする。
それによって
ペダリングの問題点を解決できる場合があります。
具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例1・2(Finaleで作成)
譜例1が原曲の譜面だと思ってください。
これを
「上段は右手、下段は左手」
に則って演奏すると、
3拍目でハーモニーが変わったときに濁ってしまう。
だからといって
そこでペダルを踏み変えると
バスなどの大事な音響が途切れてしまいます。
(再掲)
この場合は、
譜例2のように演奏することで
すべて解決できます。
カギマークで示した下段の2つの音は右手でとり、
赤ラインで示した右手の8分音符G音と
同じく赤ラインで示した左手の3つの音では
フィンガーペダルで打鍵したままにしておきます。
そうすると
3拍目で踏み換えても
バス、内声、メロディの音響は途切れませんし、
踏み換えるので
とうぜん、濁りも起きません。
このように発想を柔軟にすると
ペダリングの問題点を解決できる可能性があります。
ポイントは、
適切なフィンガーペダルが使える状態となるように
それぞれの手で分担する音を仕分けし、
ペダルを踏み換える
それぞれの手で分担する音を仕分けし、
ペダルを踏み換える
ということ。
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