【ピアノ】違和感がなくなるまで練習する

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今までやってこなかった練習方法というのは
やりはじめた頃に
上手くいかなかったり
弾きにくさの違和感を感じるでしょう。
これを放っておくと、
何も変わりません。

 

以前に、

「ハノン第1番を長調全調で演奏する」

という練習方法の話題を出しました。

 

「ハノンの1番を全調で弾く(運指は楽譜通りで)」

スクリーンショット 2021-04-22 20.01.04

実際の楽曲では

ハ長調の平らな場所を弾くだけでなく

凸凹したところを弾き進めたり

親指や小指などの短い指で黒鍵を弾かざるを得ないところ

がでてきたりします。

そのため、

「指遣いはそのままで移調していく練習」

に意味があるわけです。

 

この練習って

やりはじめた頃はほんとうに弾きにくいんです。

とにかく弾きにくい。

筆者は昔、

指導者からこの課題を与えられたとき

「違和感がなくなるまで練習してください」

と言われました。

 

この考え方って、とても重要。

1回弾いて終わりだと、

日を空けてやる度やる度、違和感があって

ほぼイチからスタートすることになる。

そして、そのうちに

やっている意味がわからなくなってしまうでしょう。

 

どんな練習方法でもそうですが、

しつこく、はじめの違和感がなくなるまで

練習してみるようにしましょう。

 

「感覚を正常へ近づけていく」

というイメージをもって、

このギャップを

よく考えた反復練習で埋めていく。

 

運指だったら、

実際の楽曲では

弾きにくいものを

慣れるまで反復して解決するよりも、

可能である限り

別のよりよい運指を探すほうがいいわけです。

しかし、

練習課題がはっきりしていて

運指も決められていて

そういうものとしておこなうエチュードの場合は

慣れるまで徹底してやるべき。

 

テンポを上げていく練習の場合も同様で、

より速いテンポで弾くときの違和感がなくなるように

練習方針をもっていきます。

 

もちろん、

手の痛さなどの「違和感」は

やると減るどころか増えるので

練習中断しなくてはいけませんが…。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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