【ピアノ】「ペダリングでは濁っていなければいい」から卒業する方法
という記事では
音域が高い音のほうが
印象に残りやすいので、
下行型のメロディのときに
踏み換えないペダルを使ってしまうと
メロディラインがぼやける可能性がある
印象に残りやすいので、
下行型のメロディのときに
踏み換えないペダルを使ってしまうと
メロディラインがぼやける可能性がある
などといったことを書きました。
実例で見てみましょう。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
ここでは
はじめの16分音符As音からダンパーペダルで拾ってしまうのは
おすすめできません。
和声的には拾っても問題ないのですが
メロディラインの聴こえ方に問題が生じるからです。
もしペダルで残してしまうと
直後のEs音が鳴るときに
As音が残って和音化されてしまうため、
そのEs音が聴こえにくくなってしまいます。
ただでさえ
高い音のほうが印象に残りやすいうえ、
その高い音が伸びっぱなしになっているため。
こういうときに
弾く強さのみで解決しようとしてはいけません。
音楽表現が歪むからです。
ペダリングで解決する必要があるでしょう。
(再掲)
具体的には、
譜例で示した b のほうのペダリングを使うといいでしょう。
Es音が鳴った後に
後踏みペダル(シンコペートペダル)にします。
今回は強奏による例を取り上げましたが、
シンプルな弱奏によるメロディでも
「和音化」という考え方は
常にペダリング解釈へ影響することを
覚えておいてください。
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント