具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ハイドン「ソナタ 第60番 Hob.XVI:50 op.79 第3楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、71-76小節)
75小節目の右手で演奏するアルペッジョを見てください。
上向き松葉のクレッシェンドで示したように、
多くのアルペッジョでは
いちばん上のトップノートに
もっともエネルギーがかかるように演奏すると
音楽的になります。
カタマリとして
f のエネルギーが伝わってくればいいのであって、
すべての音をゴリゴリ弾く必要はありません。
アルペッジョの各音を
同じ強さでベタッと弾いたり、
トップノートのメロディよりも
下の音のほうが出しゃばってしまっては
バランスに欠いてしまいます。
これは、
演奏スタイルによって
アルペッジョを拍頭から始める場合も
そのトップノートを拍頭に合わせる場合でも同様ですので
同奏法を見かけるたびに意識してみましょう。
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