【ピアノ】弾きこぼれたものをきちんと拾って練習を終わらせる

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「速く弾く練習」や「通し練習」での弾きこぼれを整えてから
その日の練習を終わらせることで
いくつかのメリットがあります。

 

日頃の練習では

「ゆっくり練習(拡大練習)」に加えて

◉ 譜読み段階の曲で、テンポを上げるべく速く弾く練習
◉ 仕上げ段階の曲での、通し練習

などの練習も取り入れることと思います。

 

後者ふたつの練習は

有効な練習ではあるのですが

問題点もあります。

とうぜんのことではありますが

「弾きこぼしをつくりやすい」

ということ。

 

弾きこぼしをつくったまま放置してしまうと

それが身体へ染み込んでしまいます。

だからこそ、

速く弾く練習ばかりしたり

通し練習ばかりするのは

むしろマイナスになってしまうのです。

 

速く弾いたら、

その部分をゆっくりさらって

弾きこぼしやその他の音楽面を整える。

それを繰り返していく。

一度通し練習をした場合も、必ず整える。

 

この皿回しのような練習をすることで

良くないクセをつけることなく

あらゆる練習の恩恵を受けることができます。

 

そして、もうひとつ重要なのは

「こぼれたものをきちんと拾って、その日の練習を終わらせる」

ということ。

やはり、良くない染み込みを防ぐためと

練習後にその日1日、モヤモヤを残さないために。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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