【30秒で学べる】ショパン「別れの曲」ワンポイントレッスン

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ショパン「エチュード(練習曲)op.10-3 ホ長調」ワンポイントレッスン

譜例1(PD楽曲、Finaleで作成、1-2小節)

左手パートを見ると分かるように、「原曲」では8分音符毎にアクセントがつけられている。

3小節目以降は「同様に」という意図で省略されていると考えられます。

 

アクセントがなぜ付いているのかを考えたことはありますか。

「その音を強く弾く」などと考えていると、音楽が見えてきません。

「アクセントがついている音からフレーズが始まっている」ということ。

 

譜例2(Finaleで作成)

このように考えていくと、デュナーミクはもちろん、アゴーギクも見えてきますね。

フレーズを表現するために、

アクセントがついている音から各拍頭に向けて音楽が進ませて、各拍頭でショートフェルマータ。

そうすると勝手に音楽的なアゴーギクが出来ています。

「裏拍から表拍へ向けたフレーズ」が濃厚に見られる書法となっています。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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