譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
譜例で示した「革命のエチュード」のはじめの左手は
見た目よりも弾きやすいパッセージになっています。
この弾きやすさの秘密は
使われている音自体の単純さにもありますが、
もっと注目すべきなのは
1拍ごとに書かれているアクセント。
これらのアクセントが書かれていることで
テクニック的に以下のようなメリットがあります。
①
拍を感じながら弾くことになるので、体内のカウントが安定する
拍を感じながら弾くことになるので、体内のカウントが安定する
②
4音ひとかたまりで着地していくので、手の運用も安定する
4音ひとかたまりで着地していくので、手の運用も安定する
③
アクセントの音をしっかり弾き、残りの3音はその動きの中で ”ついでに” 弾くので、
全部が全部を一生懸命弾かなくなる
アクセントの音をしっかり弾き、残りの3音はその動きの中で ”ついでに” 弾くので、
全部が全部を一生懸命弾かなくなる
これらのような理由で
弾きやすくもあるわけです。
逆に言うと、
ショパンが書き遺したこれらのアクセントを
見落としたり、軽視したりすると
弾きにくいうえに
音楽自体も変わってしまうということ。
原則として
作曲家がアクセントを書いていない限り
各拍ごとにそれを入れるべきではありませんが、
考え方自体は応用する方法があります。
これについては、
という記事で解説しているので
あわせてご覧ください。
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