【ピアノ】指がかぶってくる場合は、上げる位置を決めておく

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ピアノという楽器では、
ある程度のところまで鍵盤を上げないと
同じ音を再打鍵することはできません。
これによって問題が起きる例のひとつを
本記事で扱います。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ドビュッシー「前奏曲集 第1集 亜麻色の髪の乙女」

譜例(PD作品、Finaleで作成、10-11小節)

ここでは

1拍目に鳴らされた内声の付点2分音符がのびているのにも関わらず、

3拍目に16分音符でB音、直後に8分音符でGes音が出てくるので

実際は付点2分音符のふたつの音は

どこかで鍵盤を上げてしまわないといけません。

 

こういったときに踏まえるべきなのは

「毎回適当に指上げするのではなく、上げる位置を決めておく」

ということ。

そうすると、どんなテンポで何回弾いても再現性があるので

練習が積み重なりますし

本番でトラブルが起きる可能性を下げることができます。

 

(再掲)

例えば筆者自身のやり方としては、

付点2分音符のB音とGes音は

譜例のラインで示した位置で上げることにしています。

かえって頭が混乱するように感じるかもしれませんが、

あっという間に慣れるのでやってみてください。

 

この楽曲では他にも

19小節目、22小節目で

ほぼ同様の処理をする必要が出てきます。

いずれにしても、

どこで鍵盤を上げるのか決めておくことを

徹底しましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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