subitoが「ダイナミクス変化」に対して要求されるケースは
なじみが深いですよね。
その際の注意点なども
このブログではうるさく言ってきました。
一方、
subitoが「テンポ変化」に対して要求されるケースは
意外と意識的になっていない学習者が多い印象です。
例えば、
「tempo primo(tempo Ⅰ)」
といきなり書かれている場合、
その箇所からsubitoでテンポプリモにするのが基本です。
(もちろん、subitoなどと書いてくれてはいません。)
しかし、
テンポプリモにした結果、
そこまでに弾いているテンポよりも遅くなるときは
直前にrit.を入れてしまったり、
速くなるときは
直前にaccel.してしまったりしがち。
「テンポ変化しないと」
ということに意識を持っていかれすぎて
直前でつられてしまっている例。
おそらく無意識なのでしょう。
subitoでテンポを変えることに慣れる必要があります。
解釈のひとつとして
書かれていない rit. や accel. を補うことはあります。
しかし、
「原則、余程の意図がない限り、書いてないところではやらない」
これを基本にしておかないと
逆に書いてあるところの意味が弱まってしまいます。
これからは、
「subito + ダイナミクス変化」
に加えて
「subito + テンポ変化」
こちらの意識も持ちましょう。
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