【ピアノ】音価によるテンポ変化を見分けよう

スポンサーリンク
本記事では、
テンポ自体は変わっていなくても
テンポが変わったように聴こえる記譜について
話題にしています。

 

具体例で見てみましょう。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「ノクターン第20番 嬰ハ短調 レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(遺作)」

譜例(PD作品、Finaleで作成、15小節目

この箇所では、

「8分音符による3連符」→「16分音符」→「16分音符による3連符」

といったように、

テンポ自体は変わっていなくても

音価の変化によってaccel.しているように聴こえます。

このような表現を見つけ出すことが重要です。

例えば、

「音価でaccel.しているから、次の小節に入るときには変な ”間(ま)” を空けない方が音楽的だな」

などと、音楽解釈の参考になるからです。

 

また、

楽曲よっては、

「音価の変化によるaccel.に加えて「実際のaccel.

併せて書かれているケースがあります。

その場合は、

「実際のaccel.」をどのくらい表現するかどうかのさじ加減を決定するためにも

「音価の変化によるaccel.も同時に起こっているんだ」

ということを理解していなければいけません。

反対に、音価の変化によってrit.している例もありますね。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

Kindle Unlimited 読み放題 無料トライアル

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
譜読み テンポ関連
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました