本記事で取り上げている作品は
パブリックドメインになっている作品です。
出版社が独自につけたアーティキュレーションなど
権利に関わる部分は一切表示しておりません。
譜例はFinaleで作成したものです。
具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第9番 作品14-1 第3楽章」
譜例(8小節目の下段)を見てください。
赤丸印をつけた音が「メロディの終わりの音」です。
黒丸印をつけた音が「バス音が1オクターブ上がった音」です。
ここでは黒丸印をつけた音が、
メロディと同じ高さで鳴ることになります。
したがって、
極めて柔らかく演奏して「音色」「ダイナミクス」を共に変えないと
メロディの一部に聴こえてしまいます。
参考までに、
原曲にはない小さなデクレッシェンドを書き入れました。
このように、黒丸印をつけた音はしっかりとおさめます。
音色を柔らかくするテクニックとしては、
これを基本としましょう。
「メロディ」と「それ以外の音」を見分ける方法ですが、
それらの音が
「別の段」に書かれていれば問題なく理解できますが、
「同じ段」に書かれているとややこしく感じることがあります。
これははっきり言って、
プロでも「前後関係から判断したカン」で解釈しています。
とはいえ、
この楽曲のように「棒や旗の向き」で声部分けされていることもありますので、
それを一つの判断材料にできる場合もあるでしょう。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第9番 作品14-1 第3楽章」
について学びたい方は、
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