【ピアノ】同音による「メロディ」と「それ以外の音」

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本記事では、
初級〜上級まで幅広い段階の楽曲に出てくる
「メロディと同音で出てくる伴奏の音」
について話題にしています。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第9番 作品14-1 第3楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、7-8小節)

丸印をつけた音は「メロディの終わりの音」です。

直後のE音は「バス音が1オクターブ上がった音」です。

ここでは直後のE音が

メロディと同じ高さで鳴ることになります。

したがって、

きわめて柔らかく演奏して「音色」「ダイナミクス」を共に変えないと

メロディの一部に聴こえてしまいます。

 

音色を柔らかくするテクニックとしては、

「鍵盤の近くから指の腹を使って打鍵し、打鍵速度はゆっくり」

これを基本としましょう。

 

「メロディ」と「それ以外の音」を見分ける方法としては、

それらの音が

「別の段」に書かれていれば問題なく理解できますが、

「同じ段」に書かれているとややこしく感じることも。

この楽曲のように

「棒や旗の向き」で声部分けされていることもありますので、

それを判断材料のひとつにできる場合もあるでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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