「メロディだけに書かれているフェルマータ」
などは例外として、
「両手ともに音を伸ばしたままフェルマータになる箇所」
というのは
楽曲の中で多く出てきます。
このときに注意すべきなのは、
「フェルマータをしている間に、身体を次の準備に向かわせてしまわない」
ということです。
「音響の伸ばし」をダンパーペダルに頼ると
次のために身体のポジション準備ができることは確かです。
しかし、
「視覚的」にも音楽を聴いている聴衆からすると、
この動きのせいで
緊張感が台無しになってしまうのです。
フェルマータの間は手でもしっかりと音を残し、
その後にサッと次のポジションに移動するほうがベターです。
フェルマータには
「一時停止」
という意味があります。
「フェルマータでは身体の移動もフェルマータさせる」
これを踏まえて演奏すると
「視覚的」に魅力的な演奏になるでしょう。
それは結果として、
「聴覚的」にもより良い演奏に聴こえるのです。
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