【30秒で学べる】ラヴェル「ソナチネ 第2楽章」ワンポイントレッスン

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ラヴェル「ソナチネ 嬰ヘ短調 M. 40 第2楽章」ワンポイントレッスン

 

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、6-12小節)

水色ラインで示したところは、

「2度音程でのぶつかり」が「3度音程」へ開いて解決しています。

こういった箇所では、

「後ろの音(解決音)」のほうが控えめに聴こえるように演奏するのが音楽的。

「2度音程でのぶつかり」という「緊張」が

「3度音程」に開くことで解放される。

つまり、

ラヴェルはこの表現を得るために

確信犯的にわざと2度の不協和音程をつくっています。

 

8小節3拍目からのスラーは

直前に比べると長い息になっていますね。

音楽をグーッと横へ引っ張る意識で演奏しましょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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- ラヴェル (1875-1937)
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