ラヴェル「ソナチネ 嬰ヘ短調 M. 40 第2楽章」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、6-12小節)
水色ラインで示したところは、
「2度音程でのぶつかり」が「3度音程」へ開いて解決しています。
こういった箇所では、
「後ろの音(解決音)」のほうが控えめに聴こえるように演奏するのが音楽的。
「2度音程でのぶつかり」という「緊張」が
「3度音程」に開くことで解放される。
つまり、
ラヴェルはこの表現を得るために
確信犯的にわざと2度の不協和音程をつくっています。
8小節3拍目からのスラーは
直前に比べると長い息になっていますね。
音楽をグーッと横へ引っ張る意識で演奏しましょう。
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