通常のピアノの学習では、
◉ 机の上で楽譜をていねいに読む
このふたつが基本です。
一方、
この他にも効果的な学習方法があります。
それは、
「楽器法や管弦楽法の書籍を読む」
ということ。
楽器法、管弦楽法の書籍というと、
作曲の勉強のために読むイメージが強いかもしれませんが、
ピアノの学習にも活かせます。
まずは、
これらの本のうち「ピアノの項目」を読んでみましょう。
「楽器法、管弦楽法」と言っても
様々な種類が出版されていますが、
多くの書籍では
楽器の「構造」や「得意な動き」、
さらには「不可能な奏法」などについても
書いてあります。
ピアノを弾いているあなたにとって
とうぜんのように知っていることもあるでしょうし、
「こんなこともできるのか」
などと発見もあるはずです。
例えば、
有名な作曲家「ベルリオーズ」による「管弦楽法」という書籍の中に
次のような文があります。
サラッと読み飛ばしてしまいそうな
とうぜんのことのような文章ですが、
「ソフト・ペダルの音を、”対照のために” 用いることもできる」
という観点は注目すべきです。
「音色」に焦点があたった解説となっています。
ソフト・ペダルの使用箇所は
現代曲でもない限り
多くの場合、作曲家は指定していません。
演奏家が使用箇所の判断をしていかなければなりません。
そういった時に、
このような一文は参考になります。
これはほんの一例で、
楽器法、管弦楽法の書籍からまなびとれることは
ヤマのようにあります。
楽器の上達のためには
楽器について知ることが欠かせません。
以下、オススメの楽器法、管弦楽法の書籍を紹介しておきます。
値段はかなり張るけれども
本格的にまなびたいという方にオススメの一生モノは、
本記事中の引用で例にあげた書籍は、
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント