ベートーヴェン「ピアノソナタ 第32番 ハ短調 op.111 第1楽章」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
曲頭から難しいのですが、
カギマークで示したはじめのリズムを
両手で分担して弾いてはいけません。
なぜかというと、
それではサウンド的には成立しても
ステージとして成立しないからです。
この部分は
「鋭いリズム」や「不安定な和声」のみでなく
「跳躍における緊張感」も含めて楽曲の聴きどころであり
聴衆の心をつかむ部分。
この3つ目のポイントを失わないようにしましょう。
ハンス・カンなどのピアニストも指摘しています。
非常に有名な作品ですが、
楽曲のことを聴衆が知っているかどうかは関係ありません。
仮にピアノを弾いたことがない方ばかりが聴衆の本番だとしても
ここだけは片手で弾いてください。
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