【ピアノ】「修正したい技術を身体に覚えさせるとき」に実行すべき練習方法

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本記事では、
「修正したい技術を身体に覚えさせるとき」
実行すべき練習方法のひとつを
紹介しています。

 

例えば、以下の3つの点を修正しようと思っているとしましょう。

① 速いパッセージのときに指を高くあげすぎるクセを修正したい
② 演奏中に気づくと身体が前傾になりすぎるクセを修正したい
③ 演奏中に呼吸を止めてしまうクセを修正したい

こういったときに、

①〜③のすべてを一度に克服しようとしていませんか?

実は、

これらの注意点を身体に覚えさせるときに

効果的な練習方法というのは、

ひとつずつ克服していく方法。

 

一方、ひとつの項目を完全に克服するまで

次へ行かないわけではありません。

 

具体的には、以下のように進めます。

①のみを意識して数回練習する。
次は①のことは忘れてしまって、
②のことだけを意識して数回練習する。
さらに次は②のことも忘れてしまって
③のことだけを意識して数回練習する。

 

これらを「皿回し」のように

何度も何度も回していく。

そうすると、

気づいたときには

①〜③のすべてが克服された状態で

つながっているのです。

 

人間は一度にたくさんのことには集中できません。

「一点集中」すべきなのです。

 

この練習方法のポイントは、

次の修正点に取り組むときには、

「その前の修正点のことを、いったん忘れてしまう」

ということ。

頭では忘れてしまっても

身体が少しだけ覚えているので、

この練習を何度も皿回ししていくことで

いつの間にかすべてがつながるというわけです。

 

皿回しによる練習方法は

今回取り上げた、

「修正したい技術を身体に覚えさせるとき」

のみではなく、

「譜読みをするとき」

にも効果的に取り入れられます。

これについては以前に記事にしていますので、

以下のリンクよりご覧ください。

【ピアノ:レベル別】譜読みを効果的に行う6つのポイント

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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