フンメルの書籍の中に
以下のような文章があります。
(以下、抜粋)
装飾記号、前打音と後打音、装飾音は、音楽には欠かすことができない。
それらは音と音をしっかり結び付け、
旋律をまとめる上でも、
音を強調し、
美しい演奏を行う上でも重要なものだからである。
(抜粋終わり)
装飾記号、前打音と後打音、装飾音は、音楽には欠かすことができない。
それらは音と音をしっかり結び付け、
旋律をまとめる上でも、
音を強調し、
美しい演奏を行う上でも重要なものだからである。
(抜粋終わり)
この中の「音を強調し」という部分について
どういうことなのかを
一例で見てみましょう。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、21-27小節)
21-25小節の右手の「丸印で囲った音」を見てください。
「Fa-La-Do」と矢印で示した方向に上昇していきます。
そして、
その頂点のC音にだけ「装飾音」がついていますね。
これがつくことで、よりエネルギーが高くなっている。
つまり、音を強調する装飾音です。
このケースでは
「頂点の箇所だけについている」
というのが、作曲的に工夫されているところと言えるでしょう。
譜読みをしている中で装飾音が出てきたら
いちいちその装飾音の役割を
考えてみるようにしましょう。
複数の役割を兼ねているケースもあります。
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