暗譜でつまづく大きな原因は、
ややこしい運指を間違えたり
繰り返しにおいて
それが不統一になっていることにもあります。
似た音型の繰り返しにおいては
できる限り同じ運指の反復を使って
統一しておいたほうがベター。
しかし、これが問題となるケースもあります。
具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、205-210小節)
原則「321 23」の運指をワンセットとして
弾き進めていけばいいのですが、
209-210小節の
2種類の運指を書き込んだところは、
黒鍵を短い親指で弾くのが
手の運用と音色のどちらの観点からも
都合良くありません。
そこで、この部分に限っては
暗譜の面では少しやりにくくなっても
「312 23」
などの運指も考慮にいれるといいでしょう。
運指において
◉ 暗譜のしやすさ
◉ 手の運用や音色
◉ 手の運用や音色
これらのどちらをとるのかという判断が
必要だということです。
以下のように運指を考えていきましょう。
まず前提として、
手の運用や音色に大した影響がないのにも関わらず
繰り返しにおける運指を不統一にするのは避ける。
とにかく、これだけは守る。
譜例のような
都合の良くないところが出てきてしまう場合は、
’そこのみ’ 別案を検討してみる。
そのときに、
暗譜を優先すべきか
その他を優先すべきかを
状況を見て判断する。
手の運用や音色に大した影響がないのにも関わらず
繰り返しにおける運指を不統一にするのは避ける。
とにかく、これだけは守る。
譜例のような
都合の良くないところが出てきてしまう場合は、
’そこのみ’ 別案を検討してみる。
そのときに、
暗譜を優先すべきか
その他を優先すべきかを
状況を見て判断する。
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