【ピアノ】ピアノ演奏においてタッチが重要視される理由

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「タッチ」はピアノ演奏において
たいへん重視されるテクニックです。
その理由を
他の鍵盤楽器も例に挙げながら解説します。

 

ピアノ演奏においては

◉ 打鍵の速度
◉ 打鍵の角度
◉ 打鍵の強さ
◉ 離鍵の仕方

などをはじめとした「タッチ」が重要視されます。

もちろん、

「タッチに目を向けると表現に幅が出るから」

というのが理由ですが、

その背景には「ピアノの楽器としての特徴」が根強くあるのです。

 

伝統的な鍵盤楽器には

ピアノの他に「オルガン」や「チェンバロ」などもありますが、

ピアノという楽器の誕生は

とうぜん、オルガンやチェンバロの誕生よりも後のことです。

ピアノの誕生にあたって

オルガンやチェンバロにあった便利な機構で

取り入れなかったものがあります。

それは、「レジスター」です。

 

この機構により

音色を大きく変えることができるのですが、

ピアノではそれを取り入れずに

代わりとして

「 “タッチ” で音色などのニュアンスに変化を出す楽器」

となったわけです。

 

オルガンやチェンバロは

レジスターこそあるものの、

打鍵の強さそのもので音量を変えることはできません。

 

ピアノという楽器は

鍵盤楽器の先出とは別の路線を行ったことで

その特徴を確立させたのですね。

 

ピアノ演奏においてタッチが重要視される理由、

当たり前のことですが

その背景には

誕生時からのピアノの特徴が関係していることを

今一度理解しましょう。

 

ピアノ演奏にとって大切な要素はたくさんありながらも

やはり指先は命ということです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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