具体例を見てみましょう。
楽曲が変わっても考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、65-68小節)
ここでは
下段へ移動した67小節目の頭から
左手でとることも可能ですが、
補足したように
67小節目の頭の音までは右手で弾き、
1拍目の裏から左手へ受け渡すやり方が
より良い運指となります。
なぜかというと、
この箇所をあえて作曲の視点で細分化するならば
点線スラーで補足したようなフレーズになっているから。
フレーズにあわせて
手の引き継ぎも一致させたことで
演奏がより自然になるわけです。
楽曲にもよりますが、
フレーズが連結されているときというのは
拍頭の音まで
前のフレーズが続いていることが多い。
典型的な例は
以下のような作品です。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
隠されたフレーズを見抜き、
片方の手からもう一方の手へ引き継ぐときは
できる限り、フレーズにあわせた受け渡しにする
片方の手からもう一方の手へ引き継ぐときは
できる限り、フレーズにあわせた受け渡しにする
これを基礎に運指を決めていきましょう。
出てくる音が音楽的になり、
弾きやすくもなりますので。
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