具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ショパン「ノクターン第20番 嬰ハ短調 レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ(遺作)」
譜例(PD作品、Finaleで作成、15小節目)
この箇所では、
「8分音符による3連符」→「16分音符」→「16分音符による3連符」
といったように、
テンポ自体は変わっていなくても
音価の変化によってaccel.しているように聴こえます。
このような表現を見つけ出すことが重要です。
例えば、
「音価でaccel.しているから、次の小節に入るときには変な ”間(ま)” を空けない方が音楽的だな」
などと、音楽解釈の参考になるからです。
また、
楽曲よっては、
「音価の変化によるaccel.」に加えて「実際のaccel.」も
併せて書かれているケースがあります。
その場合は、
「実際のaccel.」をどのくらい表現するかどうかのさじ加減を決定するためにも
「音価の変化によるaccel.も同時に起こっているんだ」
ということを理解していなければいけません。
反対に、音価の変化によってrit.している例もありますね。
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