具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
シューマン「謝肉祭 作品9 より 14. 再会」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭の右手)
同音連打では、
「321321」「212121」
などと指をかえて演奏する場合もありますが、
この楽曲では、
上声部のメロディも同時に演奏するので
すべて親指で同音連打していくことになります。
こういったケースで意識すべきことは
「指の各関節をとめて、付け根からの動きで打鍵する」
ということ。
「とめる」というのは「押してもフニャリとならないようにする」という意味です。
この奏法に慣れておくことで
テンポが速い楽曲の場合でも効率よく打鍵できます。
(再掲)
また、この譜例のようなパッセージの場合、
連打に一生懸命になってしまいがち。
その結果、
「腕で鍵盤を押し付けてしまっていないかどうかの注意」が必要。
むしろ、
「上声部のメロディの方に手の重心がくるようにして打鍵していく」
こうした方が
下声部の同音連打も安定します。
譜例のような状況において
同じ指で同音連打をする場合のポイントをまとめます。
◉ 指の各関節をとめて、付け根からの動きで打鍵する
◉ 連打に必死になった結果、腕で鍵盤を押し付けてしまわないように
◉(この譜例の場合は)上声部のメロディのほうに手の重心がくるようにして打鍵する
◉ 連打に必死になった結果、腕で鍵盤を押し付けてしまわないように
◉(この譜例の場合は)上声部のメロディのほうに手の重心がくるようにして打鍵する
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