【ピアノ】16分音符のカタマリを見たら調べるべきこと

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本記事では、
意外と忘れがちな譜読みのポイントを
お伝えしています。

 

エチュードなどで

ずっと16分音符などの細かい音符が続いている場合、

それが

「スケールの16分音符」なのか

それとも

「分散和音の16分音符」なのかを

よく調べてみましょう。

切り替わったりもするので細かく調べていきます。

それによって

「深く出すべき音」「ペダリング」も変わってきます。

こういうところを読むのが「譜読み」。

 

例えば、

ショパン「エチュード op.10-1」は

全編を通して明らかに分散和音ですね。

一方、

ショパン「エチュード op.10–4」には

「スケールの16分音符」

「分散和音の16分音符」

これらの両方が含まれ、

それらが小節によってチェンジされます。

 

どうしてこんなに基本的な話をするのかというと、

非和声音が混じった「スケールの16分音符」に変わったにも関わらず、

ペダルを踏みっぱなしで

音響が濁っている演奏をよく耳にするから。

 

エチュードに限らず、

細かな音符が出てくる楽曲では

今回の注意点を意識してみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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