♬ あなたの成長にストップをかけてしまう行動
♬ 先生に質問するときの注意点
こういった内容を解説します。
独学の方にも有益な内容になっています。
中級者以上には注意して頂きたい内容があります。
それは、
「表現を伴わない質問には、先生も答えようがない」
これを踏まえて質問すべきということ。
例えば、
「ここはペダルを使ってもいいですか?」
という一言。
ごく普通の質問だと感じると思います。
この質問、初級者であればOK。
本人もまだ何をどうしていいか分かっておらず、
手取り足取り指導する必要があるからです。
しかし、
中級者以上でこの質問をしてきた生徒には
「何を表現したいのか」
を考えてもらいます。
例えば、
「ドライさ」
などを表現したいのであれば、
と答えるでしょうし、
「ウェットさ」
などを表現したいのであれば
などと答えるでしょう。
その上で、筆者のほうで
「和声」「声部処理」
などを考慮し、
テクニック的にどこでどれだけ踏めばいいかを
あわせて指導します。
この「表現」がないと、答えなんて出ないんです。
なぜなら、
ペダルを踏んでも踏まなくても成立するところは
山ほどあるからです。
とりあえず「ペダルを使ってね」などと言えば、
そういう “あまり考えない学習者” にとっては
指導者の言ったことが
「唯一の正解」になってしまいます。
次に同じようなところが出てきても
考えることができない。
もちろん、
ペダリングに限った話ではありません。
解釈などに関するものであれば
ほとんどどれでも共通。
いいですか、
中級者以上になったのであれば
「自分で考えた結果、質問する」
これを始めてください。
少しきつい言い方になりますが、
よく聞かれる
「何でもいいから、とにかくたくさん質問しよう」
というアドバイスには
耳を傾けるべきではないと思っています。
自分で考えた結果、
たくさんの質問がでてきたのであればOKです。
しかしそうでない場合、
教える側からみるとむしろ
ラクして甘えているようにうつるんです。
この辺りは指導者の指導方針にもよりますが、
あなたの将来の成長のためにも
筆者は本記事のようにしていくことを推奨します。
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